3月 行事予定
例祭
「例祭」は、欽明天皇32年(571)2月初卯の日に八幡大神が御顕現されたことを寿ぐ祭典で、かつては旧暦2月の初卯の日に行われていましたが、明治期の改暦により3月18日の斎行となりました。この祭典は「宇佐祭」とも呼ばれ、年間150余りの祭典の中で最も重要な祭礼です。特に、本年の例祭は御鎮座1300年を記念する慶祝の祭典となります。
天皇陛下からのお供え物(幣帛)を納めた唐櫃を先頭に、衣冠単の「正服」を著装した神職が列立てをして上宮(本殿)へと進みます。
神饌を各御殿に11台、合計33台を供し、その後にご皇室より賜わった幣帛を大前に奉献し、国家の安寧と国民の幸福を祈請致します。
当日は全国各地より多くの氏子崇敬者が参列し、この祭典をお祝いします。
例祭 参進風景
例祭 浦安の舞奉奏
節分祭
節分とはもともと、宮中において除夜に行った「追難(ついな)」という、大晦日に疫病の鬼を払う儀式が由縁とされています。室町時代に民衆の間で、節分の時に豆を撤く行事に変化しました。
宇佐神宮では、午前10時斎行の節分祭にて、神饌と共に大豆が供えられます。
また、この祭典に併せ「宇佐神宮 福豆」(有料)を社頭にて授与致します。
(1月14日~2月2日迄)
節分祭の様子
NPO法人USAネットワーク宇佐神宮節分豆まき行事
令和7年2月2日(日)午前10時半より、NPO法人USAネットワーク主催の豆まき行事が催されます。
およそ100名の年男・年女が「福は内」の掛け声のもと、福豆をいっせいに蒔きます。
和の国日本 建国記念奉祝揮毫
日本の「和の精神」を世界に発信する活動を行っている「和プロジェクトTAISHI」主催による「建国記念奉祝揮毫」が、昨年に引き続き奉納されます。
鎮疫祭
鎮疫祭(ちんえきさい)は、かつて神宮境内に建立されていた、弥勒寺の鎮守神として奉斎された末社の八坂神社で斎行される祭典です。
宇佐神宮は神仏習合のお社として、古くから仏教行事を起源とする神事が多く行われています。この祭典もその1つで、もともとは「御心経会(おしんぎょうえ)」と呼ばれていましたが、明治13年に仏教的名称から鎮疫祭に改められました。
八坂神社では、13日の鎮疫祭に先立ち、前日午後3時より「鎮疫祭宵祭」が斎行されます。この祭典では忌火を灯す「火入の儀」が執り行われ、庭燎用の火炉が灯されます。
鎮疫祭当日午後3時に斎行される上宮「本殿祭」の後、下宮を拝礼し八坂神社まで神職が進みます。
「鎮疫祭」の中で執り行われる「幣越神事(へいごししんじ)」は、通常の祭典での「玉串拝礼」にあたります。
この行事は、榊の代わりに一丈四尺もの竹に五色をつけた「大幣(たいへい)」が、供奉員により八坂神社へ放り奉られます。「大幣を手に入れると1年間無病息災で過ごせる」と云われており、多くの参拝者が大幣を求め賑わいます。
神事には、舞「振鉾(えんぶ)」、舞楽「陵王(りょうおう)」、また僧侶方による般若心経の神前読経も行われます。
この神仏習合で奉仕される「鎮疫祭」は、貴重な祭礼行事として昭和50年に大分県選択無形民俗文化財に指定されました。
祭礼が終わると、舞台上では餅まきがあり、最後に境内で「鳩替(はとかえ)神事」が行われます。この「鳩替神事」では、社頭で授与する鳩笛の形をした「くじ」と特別記念品が交換されます。
舞楽「陵王」
社頭にて授与している鳩笛と御幣
※古札焼納所につきましては、下記の時間となります。
・2月12日(水)午後3時より午後10時まで
・2月13日(木)午前9時より午後10時まで
・2月14日(金)午前9時より午後5時まで
「疫病退散祈祷之符」神札(授与所にて有料頒布)
八坂神社の御祭神「須佐之男命」は、疫病を除き、災厄を払い、福を招くご利益があり広く信仰されています。
玄関など人の出入り口があるところや、大勢の方が集まる部屋などにお祀りください。
御鎮座1300年奉祝 能楽鑑賞会
写真撮影:前島吉裕氏
桜花祭
4月10日(木)午前10時より「桜花祭(おうかさい)」が斎行されます。
桜花祭では通常の神饌に加え古式に習い、御神前には宇佐神宮境内の桜花を山盛りにお供えします。祝詞奏上の後に、巫女は「桜の枝」を持ち「豊栄の舞」を大前で奉奏します。
お供えされる桜花
昭和祭
昭和天皇の誕生日である4月29日(火・祝日)午前8時より御本殿にて斎行致します。
我が国にとって未曽有の大戦を経て、終戦後の日本国を復興・発展に導かれた昭和天皇の御偉業を称え、皇室の弥栄と我が国の益々の発展を祈る祭典です。
大元神社例祭
4月29日(火・祝日)午前11時より、宇佐神宮御本殿にて「昭和祭」が斎行された後、奥宮の大元神社で「大元神社例祭」が斎行されます。大元神社が鎮座する御許山は、磐座に比売大神が降臨された場所といわれています。
例祭当日には、八幡講員の方を始め多くの参拝者が参列されます。祭典終了後には、餅まきが行われ、例年賑わいをみせます。
大元神社例祭の様子
3月 行事予定
例祭
「例祭」は、欽明天皇32年(571)2月初卯の日に八幡大神が御顕現されたことを寿ぐ祭典で、かつては旧暦2月の初卯の日に行われていましたが、明治期の改暦により3月18日の斎行となりました。この祭典は「宇佐祭」とも呼ばれ、年間150余りの祭典の中で最も重要な祭礼です。特に、本年の例祭は御鎮座1300年を記念する慶祝の祭典となります。
天皇陛下からのお供え物(幣帛)を納めた唐櫃を先頭に、衣冠単の「正服」を著装した神職が列立てをして上宮(本殿)へと進みます。
神饌を各御殿に11台、合計33台を供し、その後にご皇室より賜わった幣帛を大前に奉献し、国家の安寧と国民の幸福を祈請致します。
当日は全国各地より多くの氏子崇敬者が参列し、この祭典をお祝いします。
例祭 参進風景
例祭 浦安の舞奉奏