鎮疫祭(心経会)
末社八坂神社は、神宮寺である弥勒寺の金堂の鬼門の守護神として建てられ、
祇園社ともいわれています。この祭りは、その昔、夜中に執り行われ、「般若
心経」が唱えられていたので、今でも土地の人は『心経会』といっています。
この祭典は、「疫病災禍」を祓い鎮める祭典なのです。
2月12日の夕方、宵祭りが行われ、神火が灯され、斎庭に用意された大木
に日が灯されます。この火は、2月15日まで焚き続けられます。この火によ
って焼かれた餅を食べると、一年間無病息災になるといわれています。
当日の13日は、午後3時より上宮にて神事が行われ、終了後、参進して末
社八坂神社に到着します。宮司の祝詞奏上に続き、4メートルばかりの五色の
大御幣を神職の従者(白丁)が鳥居越しに本殿に向かって投げかけます。それ
を参拝者が、我先にと争って奪い合い、鎮疫の神符として家に持ち帰り、玄関
に祀る風習が残っています。

