国指定重要文化財(一)

銅鐘(どうしょう) (朝鮮鐘(ちょうせんしょう))


  この銅鐘は、朝鮮鐘で、宇佐神宮の境内にあった神宮寺の「弥勒寺」に使用されていたもので、高さ83.8cm、口径47cm、銅部の周囲1m54cm。銅鐘の前面が乳(突起)・唐草文・飛天女によって飾られた朝鮮鐘です。又、銘文があり「天復四年甲子二月廿日 松山村 大寺鐘成内文 節本和上能与 木村主 連篳一 合入金五千八十方・・・・・」云々と読めます。これにより唐年号の天復四年(日本年号では延喜四年・九〇四)に作成されたことが明らかです。











若宮御神像



左図の説明

   中央大鷦鷯命(おおささぎのみこと)
   右上大葉枝皇子(おおばえのみこ)
   右下小葉枝皇子(こばえのみこ)
   左上雌姫皇女(めどりのみこ)
   左下隼総別皇子(はやぶさわけのみこ)


 宇佐神宮若宮社に鎮座する神像5躯である。頭部に髻を結い、髪を背中に長く垂らした女神大鷦鷯命を主神とし、その後方右に胄を頂いて坐る大葉枝皇子、手前に小葉枝皇子、後方左に方膝を立てて坐る雌姫皇女、手前に胄を頂き長沓をはいて半跏する隼総別皇子が安置される。小葉枝皇子は桂材、他は桧材を用いた一木の丸彫りで、それぞれ白土を下地とする彩色の痕跡を留めている。「八幡宇佐宮御託宣集」所収の「若宮御形像五躰御事」(文治2年・1186)によれば五神像は、仁寿2年(852)大神蘊麻呂が造顕したと記している。しかし、各像の円く温和な面相や浅彫りで省略的な衣文などには、この地方における平安後期一木彫の仏像に共通した特徴がみられ、当初の神像が失われた後に新たに安置されたものであろう。像高は、大鷦鷯命38.6cm、大葉枝皇子27.8cm、小葉枝皇子27.1cm、雌姫皇女29.4cm、隼総別皇子33.0cmである。